教育、学び、そして学校 〜 注37

公開: 2024年3月8日

更新: 2024年3月8日

注37. 国民の間での経済格差

同じ国の国民同士の間にある所得の格差は、世界的に「ジニ係数」と呼ばれている指標で図られています。それは、1912年にイタリアの統計学者によって提案されました。ジニ係数は、ゼロから1までの値をとり、値が大きくなればなるほど、格差の大きな社会と言えます。社会全体が不安定になるとされている値は、0.4です。

世界各国のジニ係数を見ると、主要国では、カナダは0.28、フランス・ドイツは0.29、イタリア・日本は0.33、イギリスは0.35、米国は0.37となっています。また、スウェーデンなどの北欧の国々では0.27から0.28と低い値になっています。

先進国の中では、米国やイギリスでジニ係数が高く、カナダ、フランス、そしてドイツでは、低く、イタリアと日本がその中間に位置しています。

参考になる資料